取引所だけじゃわからないこともある

TDnetで開示されるXBRLのうち決算短信サマリ・業績予想の修正・配当予想の修正データには、上場会社情報が記載されています。上場会社情報の中には、各社のURLや代表者の役職・氏名などがあるので、XBRLを使うとこのような情報の一覧データを簡単に作成できるようになりました。

このように便利な上場会社情報ですが、投資家目線で見ると不満もあります。それは、上場取引所の情報です。

上場会社情報には、各取引所毎にBoolean型(TrueかFalseを設定できます)の要素があり、その値がTrueの場合にはその取引所に上場している、ということを意味しています。複数の取引所に上場する銘柄がありますので、このようなタクソノミになっているのは妥当であると思います。

しかし、要素の種類には、次の7種類しかないのです。

あれ?マザーズはどこいったのでしょうか?ヘラクレス・アンビシャスも。。。

残念なことに、マザーズ上場企業は、東京証券取引所の値が True になっています。ヘラクレス大阪証券取引所、アンビシャスは札幌証券取引所に該当します。

確かに取引所としてはそれで間違いないのですが、せめて新興市場は区別してほしかったですね。マザーズ上場企業と東証一部銘柄が同じというのはいただけないなぁと思いませんか?