2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
TDnetで開示されるXBRLのうち決算短信サマリ・業績予想の修正・配当予想の修正データには、上場会社情報が記載されています。上場会社情報の中には、各社のURLや代表者の役職・氏名などがあるので、XBRLを使うとこのような情報の一覧データを簡単に作成でき…
上場企業を業種に分類する方法として最も有名なのは、証券コード協議会が定める業種分類(33分類)ですが、EDINETにも独自の業種分類がなされています。EDINETの提出者検索画面*1を見ると、「提出者業種」というのが中段にあります。これを見るとわかるよ…
投資家がXBRLを活用しようとするときに必ず問題となるのがEDINETコードと証券コードの問題だと思います。日本の上場企業の決算情報のIRは、まず決算短信をTDnetで開示し、その後に有価証券報告書(四半期報告書)をEDINETに提出・開示という流れになっていま…
日曜日(2009/6/14)に発売になった日経ヴェリタスにも記事がありましたが、もうすぐ2009年3月期の有価証券報告書が開示されます。XBRLを使って2009年3月期の上場企業の有価証券報告書の提出予定日をまとめてみました。XBRLを使わないと大変な作業ですが、XBRL…
EDINETやTDnetでXBRLの開示が始まってもうすぐ1年になりますが、まだまだXBRLの適用範囲を知らなかったり、誤解している人が多いように思いますので、ここで現時点の適用範囲をまとめておきたいと思います。まず、XBRLを使っている日本の大きな組織は4つあ…
表示リンクというのは、エレメントどおしの親子関係を表します。 BSやPLは項目(エレメント)が単純なツリー構造になっていますが、表示リンクはそのツリーの構成を定義しています。例えば、BSの場合には、資産の部だけ抜き出すと以下のような構成になってい…
いささか旧聞に属しますが、金融庁から2009年版EDINETタクソノミが公表されています。そもそもEDINETタクソノミとは、何でしょうか。結論からいってしまうと、これはEDINETで使用されるタクソノミフレームワークです。タクソノミフレームワークというのは、…
財務指標を計算するためには、タクソノミで定義されている複数のエレメントを集約していく必要があります。例えば、棚卸資産には、エレメント「棚卸資産」「商品」「製品」「積送品」などが該当しますので、棚卸資産を計算するにはこれらの金額を加算します…
TeCAXバージョン1.6.4をリリースしました。細かいバグ取りが中心で、大きな変更点はありません。一番大きな修正は、フランス語環境などでも動くようにしたことです。イギリス以外の欧州では小数点にカンマ(,)、区切りにピリオド(.)またはスペースを使う…
前回の続きです。たとえば、決算短信や配当予想の修正データから企業が発表した予想配当をまとめて抜き出すようなことが簡単にできるようになりました。予想配当と株価と組み合わせれば、予想配当利回りが高い投資先を選ぶこともできます。比較は簡単となる…
XBRLでは、「項目の実体」と「表示上の項目名」は別のものとして定義されます。表示上の項目名を「ラベル」、ラベルと項目の実体を結び付きを「ラベルリンク」と言います。また項目のことは「エレメント」と言います。ラベルとエレメントを別々に定義するこ…