EDINETコードと証券コードの対応関係を調べる

投資家がXBRLを活用しようとするときに必ず問題となるのがEDINETコードと証券コードの問題だと思います。

日本の上場企業の決算情報のIRは、まず決算短信をTDnetで開示し、その後に有価証券報告書(四半期報告書)をEDINETに提出・開示という流れになっています。EDINETでは企業はEDINETコードで特定されますが、TDnetでは証券コードで特定されます。例えば、トヨタ自動車は、証券コードは 7203 、EDINETコードは E02144 です。

EDINETコードと証券コードの対応は、以下のようなサイトで調べることができます。

しかし、自分でデータベースを構築するためには、EDINETコードと証券コードの全マッピング情報が必要です。そしてそのような情報を販売しているところは、(私の知っている限り)ないようです。

これまでは、自分でマッピングデータを作成するには、EDINETコード一覧をEDINETからダウンロードしたり、各証券取引所のサイトなどから証券コードの一覧を取得して、企業名でマッチング(名寄せ)するしかありませんでした。年金の例を持ち出すまでもなく、名寄せはとても大変な作業です。例えば、EDINETには、同名の会社がありますし、さらに同一企業が複数のEDINETコードをもっていたりもします。

しかし、現在ではこの問題は解決しています。すでに開示されているXBRLを使い、証券コードとEDINETコードの対応表を自動的に作成することができるのです。

そのXBRLとは、TDnetで開示されている決算短信の財務諸表データです。

決算短信の財務諸表データの TDnet文書情報というロール中に、証券コードとEDINETコードが記述されています。

これはTDnetの決算短信の財務諸表独自のタクソノミで、EDINETタクソノミには存在しません。TDnetの決算短信財務諸表は、ただEDINETタクソノミをそのまま使用するのではなく、このようなかゆいところに手が届くような拡張がなされています。この拡張仕様を考えた人は利用者のことを考えられる天才だと思います。

ちなみに、上記のような方法で作成した証券コードとEDINETコードの対応表がご入用な方は、弊社が即納・格安でご提供いたしますので、ぜひご連絡ください。