XBRLの(技術的な)理解が広がっていないと実感した

つい先日、ある会社からXBRL Parseを販売するというプレスリリースが発表されました。

そのParserは、XMLの基礎技術(W3C DOM等)を理解している技術者様にとって、違和感なく利用できるプログラミングインタフェース設計が売りなのだそうです。

あぁ、XBRLの(技術的な)理解が広がっていないと実感したわけです。

XBRLというのは、XMLを使った仕様の1つなわけです。位置づけ的にはSOAPRSSなどと同じです。

本来、上位レイヤに対する処理系(ライブラリ・Parser)というのは、下位レイヤを意識しなくて済むように設計・実装されるべきです。おそらくその会社のライブラリもそうなっているんだと思うんです。

それにもかかわらず、売り文句が「XMLを知ってれば使えますよ」になってしまうのだから、それだけXBRLという仕様が複雑で、使いにくくて、そして何よりマイナーなんだなぁと思ったわけです。

ともあれ、PRECISでも、今年の2月以降 .NET Framework 2.0 の XBRL Parserを販売しています。導入実績もすでに東証一部上場企業からベンチャーまで4件に達しており、EDINETとTDnetのデータに関してはかなり安定しています。ちなみに、うちのParserは、XMLまったく意識することなくXBRLの用語に対応したAPI設計になっています。もしよろしければ、お問い合わせください。