“上回る”が“下回る”を上回る

こんにちは。昨日病院で「マイコプラズマ気管支炎だった(過去形)」と診断されました。

さて、掲題の件、何のことやらとお思いでしょう。まずこれを見てください。(クリックで拡大)

これは、業績予想の“出る単”(出る単語)です。すなわち、上場企業がTDnetに発表する“業績予想の修正”の「予想修正の理由」(ReasonForForecastCorrection要素)の頻出単語の上位50を3か月ごと(一番最新は2014年1月から昨日まで)にランキングしたものです。

ここ1年くらい“上回る”が“下回る”を上回っていることがわかります。

“上回る”は、以下のように主に上方修正の理由として使われています。

「車載電装品・ホームエレクトロニクス事業の売上高が前回予想を上回る見込みであり...」  ASTI [6899] 3/7
「創業以来最高の売上高、営業利益、経常利益、当期純利益となり、前回予想を上回る見込みです。」  中広[2139] 3/7
「前回発表予想を80億円上回る見込みです。」  長谷工[1808] 2/13

一方、“下回る”は、反対です。

「主にコマース関連事業の売上高が予想を下回る見込みとなりました。」  ザッパラス[3770] 3/7
「当期の連結業績は、売上高、各段階利益ともに前回予想を下回る見通しとなりました。」  味の素[2802] 2/14

つまり、“上回る”が“下回る”を上回っているということは、全体的に上向きなのかなぁという雰囲気が感じられるわけです。

(続きます)