業績予想の修正は配当予想の修正に優先するのか?

最近また東証の適時開示のXBRLをよく見ています。で、いまさらというわけでもないのですが、気になることがありました。

いま、適時開示では決算短信のほかに、「業績予想の修正」と「配当予想の修正」がXBRLで開示されています。

時々、業績予想の修正と配当予想の修正を一回の報告書でディスクローズするパターンがあります。

たとえば、最近では 8/18 13:30にトピー工業(7231)が開示した「業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ」というのがありました。発表内容としては、当期純利益が10億円増加(赤字幅の縮小)する見込みで、中間配当は無配にします、というものです。

なんですけど、この報告書のXBRLには、配当予想の修正に関する部分の数値データが理由などが含まれていないんですよね。別にトピー工業が特別なわけではなくて、このパターンの報告書は以前からあるのですが、いずれも配当予想の修正に関するデータが含まれていないようなのです。

ということで、無配転落をいつ発表しようかとお悩みの企業さんは、業績予想の修正と一緒に発表するとちょっと隠せるみたいですよ、という話題でした。