3度目の正直なるか

先日お客様から聞いて面白いと思ったのですが、“流行は3回で定着する”という法則があるのだそうです。

たとえばいまブームの3Dテレビ。これは3度目の3D映像ブームにあたるらしく、法則によると3D映像は今回の流行を経て定着すると予想できます。

さて、われらがXBRLもまさにこれから3度目のブームを迎えようとしています。

第1次ブームは、2003-2004年ごろで、e-Tax東証XBRLを使ったシステムが稼動を開始したころです。目端が利く会社がXBRL関連サービスを開始し始めたのもこのころです。が、一般人が使うようなデータもツールも存在せず、特定のシステムのなかのデータフォーマットとしてこっそり使われる程度にとどまりました。

第2次ブームは、2008年ごろで、金融庁(EDINET)やTDnetでXBRLの開示が始まったころです。実際に一般の投資家などが自由に使えるようなXBRLが出回り始めました。そのため、大手情報ベンダー・SIerから零細ベンチャー(うちの会社もこれ)までがこぞってXBRL業界に参入してきましたが、やはりおおきなうねりになることなく沈静化してきていました。

そしていま、折からのIFRSバブルが巻き起こり、IFRSとセットで語られることでXBRLが再度注目を浴びています。まさに虎の衣を借る狐(違

今回がXBRLは3回目のブームになります。XBRLが定着し、一般的に広く使われるようになることに期待していますし、そうなるように微力ながら貢献できればと思っております。