いまになってみると「なんであんなものが」と思うのが小学生品質

欲しがりません、いらないものは。

僕の世代では、小学校のころ流行ったものは、牛乳瓶のふた・キン肉マン消しゴムキン消し)・ビックリマンチョコのシールでした。
これらの流行は、すべて同じ理由で(子供たちにとっての)価値が失われ、そして廃れていきました。
例えば、牛乳瓶のふた。
一人の子がある日、牛乳屋さんからもらったという箱にいっぱい詰まった牛乳瓶のふたを学校に持ってきました。それまで教室の全員が持っていた総数を遥かに超える枚数です。その子は勝ち誇った気持ちだったことでしょう。わかります。でも、その瞬間ぼくらのなかの何かが壊れました。これまで大事に集めていた牛乳瓶のふたが急にくだらないもの(そもそもゴミですし)に見えたのです。完全に値崩れですね。

これと同じことが日本3大試験のうち2つ「公認会計士試験」と「司法試験」で発生しています。どちらも空前の就職難です。しかも質の低下が問題になっているとか。
資格の値崩れが発生し、資格試験そのものから優秀な人材が離れてしまいました。優秀な人が値崩れしていない別の職業を目指すのは当然の流れです。
試験制度を変えて合格者をむやみに増やしたのは明らかに失敗だったようです。